お天気日記

'12年6月のお天気

＜上旬＞

６月８日に気象庁から先月６日に関東地方で発生した竜巻についての報告書が発表されています。
それによりますと、常総市からつくば市にかけて発生した竜巻の親雲の東京レーダーによる観測から、この親雲がスーパーセル
と呼ばれる発達した積乱雲に見られる特徴を持っていることが判ったそうです。
また、この親雲はアメダスによる観測から、暖かい南寄りの風の領域と冷たい北寄りの風の領域との境界付近に位置していたとのこと。
詳細については「平成24年5月6日に発生した竜巻について（報告）」をご覧ください。

６月上旬の気温は平年並みに推移しました。

＜中旬＞

６月２０日台風４号は和歌山県南部に上陸し ６月としては記録的な風雨をもたらしました。

台風４号は、１９日夕方、和歌山県南部に上陸したあと、東海や関東甲信、東北南部を通過し、
２０日午前、本州の東の海上で温帯低気圧に変わりました。
６月に上陸した台風としては、８年前の平成１６年６月２１日に上陸した台風６号以来となり、
６月１９日の上陸は、気象庁が昭和２６年に統計を始めて以降、７番目に早い記録となりました。
台風４号が上陸した際の気圧は９６５ヘクトパスカルで、６月に上陸した台風の中では平成１６年の６号と並んで最も低い値となりました。
この台風や前線の影響で、１９日から２０日にかけて各地で記録的な雨や風が観測され、
神奈川県山北町の丹沢湖では、１９日午後９時前までの１時間に８１ミリの猛烈な雨を観測し、
時間雨量としては統計を始めて以降、最も多い記録となりました。
このほか、三重県大台町で、２０日朝までの２４時間の雨量が４０５．５ミリに達するなど、
近畿や東海、関東甲信、東北など５２の観測点で、６月としては最も多い雨量を観測しました。
また、最大瞬間風速は、千葉市で２０日午前１時すぎに３８．１メートルを観測するなど、
１９日と２０日、合わせて８つの観測点で６月の１位の記録を上回りました。

梅雨前線の影響と台風４号の通過に伴い降水量が平年を大きく上回りました。

＜下旬＞

平成２４年６月３０日１５時（日本時）の地上天気図です。

北太平洋高気圧は北の北海道付近と南の南西諸島に張り出しています。
このため、午後３時までの最高気温は富良野と名寄で３３．７度となり、鹿児島県名瀬と並んで全国一の暑さを記録。
音威子府で３３．６度（全国４位）、中頓別でも３３．１度（同５位）まで上がり、いずれも６月としては観測史上最高でした。
札幌市でも３０度に達するなど、道内１７３の観測地点のうち４分の１近い４３地点で真夏日になりました。

大垣市でも、午後３時には28.5度まで上昇し蒸し暑い一日になりました。

梅雨前線が九州付近から南海上に停滞してことにより、この地方の６月下旬の気温は平年を大きく下回りました。

アメダス大垣の気温の推移をグラフにしました。

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