平成２１年のゴールデンウィークの前半（４月２９日から５月３日）までは、五月晴れとなり絶好の行楽日和となりました。
ところが、移動性の高気圧が東に抜けた４日の夜からはだんだん雲が多くなってきました。
黄海には移動性高気圧があり天気はすぐ回復すると思っていたのですが、この地方は８日になってからでした。
このお天気の回復を遅らせたのは、上空の「寒冷渦」でした。
上空の流れは大きく蛇行し、６日には本州上空で完全に流れから切り離され「切離低気圧（cut off low)」となりました。
このように流れから切り離された「寒冷渦」の動きは遅く、今回のケースも「寒冷渦」が本州を抜けたのは８日になってからです。
東海地方では、７日は一日雨模様のお天気でした。
下の図は、２１年５月４日２１時から２４時間毎の水蒸気画像（SATAIDで５００ｈＰａの高度・風・相当温位を重ね書き）と地上天気図です。
９年ほど前に作ったホームページ「寒冷渦」があります。参考までにご覧下さい。
このホームページも５月に作成していました。この時期「寒冷渦」が出来やすいのでしょうか・・・。
| ２１年５月４日２１時水蒸気画像（５００ｈＰａの高度・風・相当温位） | ２１年５月４日２１時地上天気図 |
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| ２１年５月５日２１時水蒸気画像（５００ｈＰａの高度・風・相当温位） | ２１年５月５日２１時地上天気図 |
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| ２１年５月６日２１時水蒸気画像（５００ｈＰａの高度・風・相当温位） | ２１年５月６日２１時地上天気図 |
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| ２１年５月７日２１時水蒸気画像（５００ｈＰａの高度・風・相当温位） | ２１年５月７日２１時地上天気図 |
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| ２１年５月８日９時水蒸気画像（５００ｈＰａの高度・風・相当温位） | ２１年５月８日９時地上天気図 |
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下の図はアメダスデータから作成した５月７日の「日降水量」です。
ご覧のように、降水量ベスト５の２〜５位までが愛知県に集中しています。
