お天気日記

'07年4月のお天気

＜上旬＞

１日は４月なのに３１・８℃、静岡で今年全国初の真夏日を記録しました。
静岡市清水区では午後０時半ごろに３１・８℃を観測、今年に入って全国で初めて真夏日となりました。
静岡県中部と山梨県では、暖かく乾いた空気が山を超えて入り込む「フェーン現象」が発生し、気温が特に上昇しました。
清水区のほか、同市駿河区でも３０・７℃と８月上旬並み、山梨県でも甲府市、身延町で２９・７℃、甲州市で２８・９℃を観測し、
７月中旬並みの暑さとなりました。

真夏日と思えば、東京都心でみぞれとなり１９年ぶり４月の雪を観測しました。
東京都心では４日夕、上空に寒気が流れ込んだ影響で雨がみぞれに変わりました。
みぞれとは雪と雨が同時に降る現象を言います。
４月に都心で雪が観測されたのは１９８８年４月８日以来１９年ぶりのことです。
低気圧が日本海を東に進み、上空に真冬並みの寒気が入り込んだため、関東地方は大気が乱れ、夕方から雷雨となりました。
気温は２時間で約７℃も下がり、午後５時には４．８℃になりました。

上旬の気温は４日に強い寒気の南下で大きく低下しましたがその後は上昇しました。

＜中旬＞

１８日は九州の阿蘇で１６ｃｍの積雪がありました。これは４月の積雪としては１９８８年以来のことです。

熊本県・阿蘇山では１８日未明から日中にかけ季節はずれの雪が降り、４月の積雪としては１９３３年の観測開始以来、
最も多い１６ｃｍを記録しました。
阿蘇山で４月に積雪（１ｃｍ以上）を観測したのは１９８８年４月８日に１ｃｍ積もって以来１９年ぶりのことです。
これは上空に真冬並みの寒気が流れ込んだためで、阿蘇山上の１８日朝の最低気温は−０・１℃（平年は５・４℃）でした。

４月中旬は気温は平年並みに推移しましたが、降水量は平年を大きく下回りました。

＜下旬＞

１日に気象庁から発表された４月の天候によれば、岐阜・京都など９地点で降水量が最少を記録しました。

本州南方からの暖気の流入が少なかったため低気圧や前線が発達せず、全国的に降水量が少なめとなったのが特徴です。
京都や岐阜など9地点で4月の月間降水量としては観測史上最少を記録しました。
1カ月の平均気温は、おおむね10日間の周期で寒気が流れ込んだのに伴い、北日本、東日本、南西諸島で平年を下回りました。

岐阜の4月の降水量は平年（1971―2000年の平均）の7％の13ミリにとどまったほか、京都も同13％の17.5ミリと過去最少となりました。

そのほか最少値を更新したのは、津＝34ミリ（平年の23％）▽尾鷲＝62ミリ（同18％）▽四日市＝30.5ミリ（同19％）▽岡山＝24.5ミリ（同24％）
▽姫路＝19.5ミリ（同17％）▽洲本＝32.5ミリ（同23％）▽和歌山＝36ミリ（同31％）――の7地点です。

今後は南米ペルー沖で海面水温が下がる「ラニーニャ現象」の発生も見込まれるため、夏に向けて気温は高めに推移するとみられます。

気温は平年よりやや高く推移しましたが、降水量は平年に１０％未満と雨が全く降りませんでした。

アメダスポイント大垣の気温の推移をグラフにしました。

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