お天気日記

'04年4月のお天気

＜上旬＞

３月の気候は寒暖の変動が大きかったが、月平均気温はほぼ全国的に平年を上回りました。
月降水量は東北で最小値を更新する所が目立った。
３月上旬は大陸から強い寒気が入って全国的に気温が低く、日本海側は大雪の所がありました。
下旬の後半は移動性高気圧に覆われて全国的に晴れて暖かい日が多かった。
月降水量は平年を下回った地点が多く大船渡（岩手県）、仙台、山形、福島、長野で最小値を更新。
長野は１８９３年に記録した１９・７ミリを下回る１９・５ミリ、山形は１９０５年の２５・５ミリを下回る１７・０ミリでした。
月間日照時間は北海道の一部以外は平年を上回り、舞鶴（京都府）は平年比１３２％、鳥取は同１２７％、金沢も同１２３％でした。

＜中旬＞

日本列島は１２日、日本海北部の低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだ影響で、北海道など一部を除き晴れて気温が上昇しました。
アメダスの観測で、館林（群馬県）では７月中旬並みの最高気温２８・６度を観測、関東から九州にかけての広い範囲で２７度を超え、初夏を思わせる汗ばむ陽気となりました。
各地の最高気温は、前橋２８・０度、岐阜と人吉（熊本県）で２７・６度、熊谷（埼玉県）と甲府で２７・６度、
京都２７・４度、都城（宮崎県）２７・３度、津山（岡山県）２７・２度、仙台は２４・０度。
前橋と熊谷、仙台は７月上旬並み、他の地点は６月下旬並みでした。東京は２４・７度で６月上旬並み。

＜下旬＞

２７日は発達中の低気圧や前線の影響などで、太平洋側を中心に台風並みの強風と大雨の荒れ模様の天気となりました。
和歌山では、２７日午前１０時すぎに最大瞬間風速３６・８メートルと４月の和歌山としては過去１位を記録。
東京・大手町も午後３時半すぎに４月として過去２番目の３２・２メートルを観測しました。
このほか室戸（高知県）で４３・７メートル、洲本（兵庫県）と横浜では３３・７メートルを記録。
三島（静岡県）や鳥取、油津（宮崎県）などでも３０メートルを超える最大瞬間風速を観測しました。
一方、地域気象観測システム（アメダス）による２４時間降水量は、高知県馬路村や土佐山田町（高知県）、伊豆市（静岡県）の天城山で２００ミリを超えました。

下旬にはいると、周期的に寒気が南下して北海道では雪が降りました。

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