お天気日記

'04年5月のお天気

＜上旬＞

５月４日は太平洋側中心に強風がふき、東京都心では５月の観測史上最高を記録しました。
日本列島は４日、太平洋側を中心にした各地で強風が吹き荒れました。
東京都心では午後１時２２分に最大瞬間風速２９．６メートルを観測し、５月としての観測史上最大値を更新しました。
これは、オホーツク海にある発達中の低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだことなどの影響によるものです。
各地の最大瞬間風速は午後６時までで、千葉市で３２．３メートル、横浜市で２６．７メートル、静岡県三島市で２８．３メートル、
和歌山市で２９．４メートルなどです。

このところ、低気圧が日本海を北東に進みそれにともなって南から暖かい空気が流入しやすい状況にあります。

気温の変動は大きいものの平均気温は平年並みに推移しています。

＜中旬＞

中旬は低気圧と前線の影響で、南から湿って暖かい空気が流入して最低気温は平年より２．１℃も高く推移しました。
降水量は１６日には７７ミリを記録した他、１０日の内６日間降水を記録しました。
また、この時期としてはめずらしい台風２号と前線の組み合わせで強い雨が降りました。

平均気温は平年より１℃高く、最低気温は２．１℃高く推移しました。降水量は前線の影響で平年より１０２．５ミリも多く推移しました。

＜下旬＞

６月１日から１０分後の集中豪雨の予測が始まります。
気象庁は２７日、都市部を中心とした局地的な集中豪雨に対する防災情報として、１キロ四方ごとに１０分後の雨量を予測する
「降水ナウキャスト」の情報提供を６月１日から始めると発表しました。
当面は国や地方自治体に提供し、今年度中には一般も利用できるようホームページで公開する予定です。
降水ナウキャストは、レーダー画像で急速に発達する積乱雲の移動を予測。
全国を１キロ四方ごとに区切り、区域ごとに１時間先までの雨量を１０分間隔で算出する。
１日から提供を受けるのは消防庁や内閣府のほか、システムが整った静岡、大阪など１２府県。今後、増やしていく予定で、水害の被害軽減に役立てる。
集中豪雨の被害では東京都新宿区で９９年７月、冠水した道路から雨水がビル地下室に流れ込んで男性がおぼれ死ぬなど、
都市での被害が顕著となっています。
地面が舗装され、雨水が集中して流れ込んだことも一因とされている。

ご覧のように気温は平年を２℃以上高くなりました。

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