お天気日記

'05年12月のお天気

＜上旬＞

大雪の影響で高山線の５列車が立ち往生し乗客８０人が列車の中で一夜明かしました。

寒気を伴った低気圧のため山間部を中心に大雪が降った岐阜県内などでは、５日夜から６日朝にかけ雪の影響が続きました。
ＪＲ高山線下麻生―飛騨萩原駅間で５日午後９時半ごろ、名古屋発高山行き特急「ワイドビューひだ１９号」など上下５本の列車が立ち往生。
それぞれ最寄りの駅で停止し、乗客約８０人が車内で一夜を明かしました。
ＪＲ東海によると、雪の重みによる倒木などのため、落石警報装置が作動し、一部区間で運転を見合わせました。
この日、岐阜県郡上市白鳥町長滝では、６日午前３時に１１９センチの積雪となり、８１年の観測開始以来、１２月としては最大。
飛騨市河合町で６１センチ、白川村で６０センチ積もりました。

ところで、中国東北部の大連（ダイレン）でも、１２月としては５４年ぶりとなる大雪に見舞われ、一部の小中学校で授業が中止になるなど、影響が出ました。
大連では、シベリア上空から流れ込んだ寒気の影響で、３日午前０時から４日午後４時までの間、雪が降り続き、
中心部では２８ｃｍの積雪を観測しました。

中国の気象当局によりますと、今回の大雪は、一時間当たりの降雪量で見ると、１２月としては、５４年前の
１９５１年に次ぐもので、海に面し、比較的、降雪量の少ない大連では、珍しいということです。

１２月に入り、気温がぐっと下がりいよいよ冬将軍の到来です。

＜中旬＞

名古屋では５８年ぶりの２３ｃｍの豪雪を記録しました。

９日は強い冬型の気圧配置で、名古屋では１９４７年以来、５８年ぶりに２３ｃｍの積雪を記録するなど各地で記録的な大雪となりました。
新幹線が徐行運転で遅れ、空の便も欠航が相次ぎ、交通機関も大きく乱れました。

気象庁によると、北海道東海上で低気圧が発達。１９日午前９時までの２４時間の降雪量は、福島県檜枝岐村で７５ｃｍ、滋賀県米原市で４１ｃｍ。
午前９時時点での積雪は福島県只見町１７５ｃｍ、新潟県津南町２００ｃｍなどです。
１９日に新たに１２月の積雪記録を更新したのは、岐阜県白川村１９５ｃｍ、福島県南郷村１４９ｃｍ、北海道赤井川村１２８ｃｍ、岐阜県関ケ原町６５ｃｍなど。

冷え込みも厳しく、東京都心の最低気温は氷点下０・８度と、１２月としては１０年ぶりの冬日となりました。
仙台も氷点下３・９度、広島同０・３度、高知同２・５度など各地で真冬並みの気温となりました。

この中旬は強い寒気が入り、日本列島がすっぽりと寒気に覆われ気温は極端に下がりました。

＜下旬＞

全国の１０２地点で積雪記録更新しました。

全国約３４０の観測地点のうち、１２月の積雪記録を更新した地点（タイ含む）が、２９日午後９時までに、北海道から九州までの２４道府県で１０２地点になったと発表しました。
このうち１２月に限らない、年間を通じたこれまでの最大の積雪となったのは岩手や岐阜、広島など６県の１１地点です。
過去に全国的にこれだけ大雪となったのは１９８５年１２月です。
今年の１２月は北極の寒気が次々と日本に流れ込み、日本海側の山間部で大雪となり、西日本の太平洋側でも雪が積もりました。
秋田市と鹿児島市では８８年前、広島市では８９年前、高知市では８６年前の１２月の記録を更新。
岩手県川井村、富山県氷見市、島根県奥出雲町などでは、１２月の記録の２倍以上の積雪となりました。

年間の記録更新は、群馬県みなかみ町２３４ｃｍ（過去最大２２１ｃｍ）、岐阜県郡上市２１９ｃｍ（同１８３ｃｍ）、島根県飯南町１３４ｃｍ（同１２１ｃｍ）などです。

大垣市の気温の推移をグラフにしました。

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