気象衛星ＮＯＡＡから見た地球

（６）寒の戻り

３月２０日からの三連休は、二つの低気圧（一つは日本海北部を東進、もう一つは日本の南岸を北東進）の影響で特に北日本は大雪の荒れたお天気になりました。ここ大垣市でも上旬、中旬があまりに暖かかったため一段と寒く感じました。２０日は、雪がちらつく寒い朝となりました。
済州島の風下には、カルマン渦が見られます。

３月２２日１３時（ＪＳＴ）頃の画像です。北海道には低気圧があり、寒気が低気圧の中心に向かって入り込むドライスロットが北海道の南東海上に見られます。
また、日本海には寒気の吹き出しに伴う対流雲が見られます、寒気の吹き出しは弱いものであることが対流雲の離岸距離から見て取れます。
しかし、これらのNOAAの画像、いつ見ても美しいですね。

（７）台風１６号（Ｔ９９１６）

今年は「熱帯低気圧」による災害が多発しました。最近では神奈川県丹沢でキャンプ客が増水した川に流されて多くの人命が失われました。
今回の台風１６号は９９年９月１４日１５時ころ九州の南海上で台風に発達したものです。
「熱帯低気圧」が日本列島のすぐ近くで台風になることは大変珍しいことだと思います。
'99.9.15 6:45JST ,NOAAが捉えた台風１６号です。台風の中心は新居浜市の東にあってNEに進んでいます。台風を取り巻くスパイラルバンドもはっきり見えます。